概要:
グローバル化の進展にともなって、国際間における交流や協力は産業技術の発展を図る上で非常に重要になってきました。一方、台湾と日本の経済関係をみてみると、日本は長らく台湾にとって最も重要な技術及び投資の供与国であり、台湾もまた世界で最も重要な製造基地となりました。現在では、台湾の産業技術水準の高度化に伴い、台湾と日本は互いに提携及び生産の強化に努めるベストパートナーとなっています。
そして、台日間の科学技術交流と提携をさらに一歩進めるために、我が国の対日窓口である亜東関係協会は2003年4月に科学技術交流委員会(略称:科交会)を設立しました。初代主任委員には蕭萬長氏(元台湾副総統)が就任しました。産官学研の総力を結集し、台日間の技術交流の次元を高め、深化させたことにより、台日双方の各界から熱烈な支持が得られました。これを基づき、2006年には当時科交会の主任委員を務めていた蕭萬長氏の呼びかけにより民間組織「台日産業技術合作促進会」が組織作りに入りました。また、本会からの要請により、日本の特定非営利活動法人「新日華産業技術フォーラム」が提携パートナーとなりました。本会は台日双方の企業からの実際のニーズ及びニッチに照らして、台日間の産業技術交流及び活動を着実に推進していくことを目指しています。
こうして、2008年3月に「台日産業技術合作促進会」が正式に設立され、歴代の理事長は元行政院政務委員蔡清彦氏、元国家発展委員会主任委員陳添枝氏とツァア&ツァイ国際法律事務所シニアアドバイザー莊月清氏でした。元台湾電力董事長及び元経済部常務次長黃重球氏が2020年8月に新任理事長として選ばれ、2022年4月総会におきまして理事長に再任することとなりました。台日間の産業技術提携に関わる全面的なサービスの提供及び提携を積極的に取り組んでいます。